柔道の目的

創始者嘉納治五郎師範遺訓

『柔道は心身の力を最も有効に使用する道である。』

その修行は攻撃防禦の練習によって身体精神を鍛錬修養し、斯道の真髄を体得する事である。
そうして是に由って己を完成し、世を補益するのが、柔道修行の究極の目的である。

嘉納治五郎師範


柔道の特色

青少年・学生は云うに及ばず、労壮年・女子・子供など
誰でも各層に応じて出来る武道で、心身鍛錬の道である。

リチャード・H・ドミンゲス博士(米国スポーツ医学博士)

柔道は思春期前の子供に適した運動である。

柔道ではまず受身を教えるが、受身は正しく転ぶ方法で怪我を予防する最善の方法の一つで、殆どのどんなスポーツでも、社会生活に非常に役に立つ。

どの年齢の人にも向いているが、男の子であれ女の子であれ消極的な子供にもぴったりだと思う。
柔道はおおむね防御的なスポーツであるために、これによって子供が攻撃的になることはない。よれよりもどんな困難な状況にも打ち勝つ自身を育てることができる。


「筋カトレーニングは毎日行なっても、日おきに行っても、その効果には目立った差はないが、それ以上の間隔をおいた運動負荷では直線的に効果が減少する。筋持力トレーニングでは6日間続けて行う場合と週のうち3回行う場合とでは、6週間のトレーニングでその効果に2倍近い差がみられ頻度の重要性が増す。


発育のパターンを身長の年間の伸び率などでチェックしなから年齢に応じたトレーニングを行う必要がある。即ち神経糸の発達の著しい
10歳以下では動作の習熟を呼吸・循環系の発達の著しい11~14歳頃は主に持久力の向上を、筋、骨格系の発達が盛んな14~15歳以後には筋力強化を図る。